第49回JRM総会を静岡で開催いたしました
当会(JRM、山中亨会長)は4月9日、第49回JRM総会を静岡県のエクシブ浜名湖で開催しました。会員をはじめ報道関係者含め23人が参加していただいきました。
総会では、役員改選や、JRM会員による近況報告などが行われました。
会に先立ち、会員の東海ロールの宮元五郎社長が1月に逝去したためJRMへの長年の功績に敬意を表し黙祷が捧げられました。
次に山中会長は「我々製造業はコロナ禍明けで製造業の需要が回復してきている。しかし、米国のトランプ大統領の関税政策の影響で混乱している。この関税の影響により、今後、自動車産業は大きな影響があるだろう。JRMのなかで、何ができることはないかと話し合い、活発な意見交換をしながら有意義な時間にしてほしい」と述べました。
続いて初参加として、加藤事務所の加藤進一氏と東海ロールの新社長に就任した浜野洋生氏が紹介されました。
役員改選では、山中会長が再任され、会長2期目に入ります。その後、玉置篤会計から令和6年度の会計報告が行われ、全員一致で収支内容を承認しました。
会員の近況報告では、各会員から需要動向に関しては、資材などの物価高騰を受け、価格改定したことにより、売り上げが増えている企業が多く見受けられました。ただし、利益面では「資材などの価格が2割程度上がり、点検、修理需要を獲得することで利益率を上げていきたい」という意見がありました。そのほか、「新規よりも設備の老朽化を問題視するお客様が増えた」、「国内の受注が減少しているため、海外需要も取り込んでいかないといけない」、「修理や点検の案件が増えた」などの声も挙がりました。
また海外動向について、「中国の景気が悪い」、「米国の関税対策で先行き不透明感が強い」、「トランプ大統領の関税対策でお客様の設備投資が鈍くなった」、「インドの動きの良い」などの見解も述べられました。
そのほか、「社内でDXを進めている」、「依然として人材雇用が難しい」、「仕事が忙しいが、人手不足で仕事が回らない」、「お客様から人材不足で省人化できる機械が求められている」との意見も上がりました。
会員の近況報告終了後、㈱インディードリクルートパートナーズのグループマネジャーの鶴岡通氏を招いて、「採用難時代における人材確保に向けて~若手の価値観と採用戦略~」と題して講演が行われた。講演会が終了後、会員同士で活発な議論がなされました。
次回の例会は第50回を迎えるため、10月中旬に海外視察を計画しています。