第41回JRM総会を滋賀で開催しました
当会(JRM、髙木康彦会長)は4月11日、第41回JRM総会を滋賀県のエクシブ琵琶湖で開催しました。会員をはじめ報道関係者含め22人が出席。平成29年度会計報告とJRM会員による近況報告が行われました。
総会は石川原圭副会長(中山商店事業責任者)の司会進行で進められ、山中亨副会長(ミクロ電子代表取締役社長)が開会の辞を行いました。
冒頭のあいさつで、髙木会長は「前回の各会員の近況報告を聞いた際に、国内需要は徐々に上向きになってきたと感じた。ただし、最近では雇用環境が厳しくなってきており、技術継承が難しい。そのなかで従業員の働き方を改めて見直す必要があるのではないか」と述べ、「会員の皆様の中にはユーザーが自動車をはじめ、工業用品、半導体、OA、医療などを扱っているので、忌憚なく情報交換を行って欲しい」と期待を寄せました。
続いて、玉置会計(小松原代表取締役社長)から平成29年度の会計報告が行われ、全員一致で収支内容を承認しました。
会員の近況報告では、各会員から国内の状況に関しては、売上が前年と比較して微増や横ばいだった会員が多かったが、受注環境については新規需要よりも更新やメンテナンス需要が目立ったという意見が多くでました。その中でも「国内外の比率で国内の方が高くなってきた」「外注費などの外部的要因で売上が良かったものの、利益面で圧迫した」「国内需要が多くなり、納期対応で忙しい状況だ」「ゴム以外の樹脂関連などの受注がでてきた」「製造現場の人材確保が難しい」「新規案件よりも増設やオーバーホールの案件が多い」「短納期や納期厳守を求められることが多くなってきた」などの見方が示されました。
また、海外動向については、中国の景気が持ち直し、それに伴い需要が増えてきたが、中国の環境規制などの影響で先行き不透明感が拭い切れないという意見が多くでました。
その中で「2~3年前から中国の景気が回復し受注が改善してきた」「海外製の価格と比較されて、価格面で厳しくなってきている」「中国の環境規制の影響で、工場を移転した」「中国の需要が伸びているが、利益面ではなかな厳しい」などの海外について見解が述べられました。
会員の近況報告が終わったのち、会員らは国宝に指定されている彦根城を観覧しました。
閉会の辞では玉置会計があいさつしました。
懇親会は場所を移し開催。乾杯のあいさつは、鈴木康三会計監査(松田製作所代表取締役社長)が務め、会員相互の交流や情報交換を促す良い機会となりました。
次回の例会は18年10月10日に、関西地区で計画しています。