第38回JRM例会を静岡で開催しました

 日本ゴム機械懇話会(JRM、髙木康彦会長)は10月12日、第38回JRM例会を静岡のエクシブ浜名湖で開催しました。

 会員ほか報道関係者含め20人が出席。JRM会員の近況報告が行われたほか、正看護師・国際中医薬膳師の森田恵理歌氏の講演も行われました。

 総会は石川原圭副会長の司会進行で進められ、山中亨副会長が開会の辞を述べました。

髙木会長のあいさrつ

髙木会長のあいさつ


 冒頭のあいさつで、髙木会長は4月に初めて開催された海外視察について、大変意義のある海外視察だったと振り返った。その上で「JRMの会員は22社いるが、今回の海外視察を含め、毎回7~8割近い会員が時間を割いてJRMに参加している」と改めて会員に向け感謝の意を表しました。
 また、髙木会長は最近の自動車メーカーの不祥事などに触れ、「日本の自動車技術は世界一だと捉えており、自動車はなくてはならない産業である。会員の顧客の大半が自動車に関連する企業が多い」と延べ、ゴム業界を取り巻く環境などについて「忌憚のない意見を述べてほしい」と要望しました。

会員らから近況報告が行われた

会員らから近況報告が行われた

 会員の近況報告では、各会員から国内の状況に関しては、売上が前年と比較して増加あるいは横ばいだった会員が多かったが、受注環境については今後は不透明感が強まっているという意見が多かった。その中で「ゴム以外のお客様からの受注が増えてきた」「ものづくり補助金で昨年まで先行投資を行ってたきた顧客も多くその反動減で苦戦している」「新規よりも改造やメンテナンスサービスの需要が伸長した」「国内でも各地区によって受注のバラ付きがある」「メイドインジャパンかつ高品質でコストダウンを実現した新製品を開発した」「高付加価値な製品を提供していくことで需要を獲得したい」などの見方が示されました。

 また、海外動向については「中国経済の減速などのあおりを受け、年初からの株安・円高で厳しい環境だった」「14年あたりまでは中国の自動車産業が活発だったが、その後の動きが伸びない」「自動車に関連して北米の動きがい良い」などの海外についての見解が述べられました。

薬膳に関する講演会が行われた

東洋医学に関する講演会が行われた

 会員の近況報告終了後、正看護師で国際中医薬膳師の森田恵理歌氏を迎え、「東洋医学で免疫力アップ」というテーマで講演が行われました。

 講演では、森田氏は年代別にあった東洋医学に関する食事方法や食べ物の効果などを解説し、免疫力を向上することで健康な心と身体づくりができると提案した。講演会終了後、懇親会が開催されました。

 次回の総会は2017年4月中旬をめどに、関西地区を計画しています。